フィラリア
原因
蚊が中間宿主となって感染します。
血液中にいるミクロフィラリア(子虫)を血液と一緒に吸い込み、蚊の体内で一定期間成長した後、再び吸血する際に感染させます。

フィラリア(犬糸状虫)
15〜30cm程のフィラリアの成虫が心臓に寄生し、ミクロフィラリア(子虫)を血液中に排出します。
成虫の寿命は5年位ですが、成虫が死ぬと血液中のミクロフィラリが次の成虫になり心臓に留まります。

症状
軽い場合は、殆ど症状がないので検査をしないと見過ごすことがありますが、この時点で治療を開始すれば日常生活において問題はなく、完治することもあります。
症状が出始めるまでに5〜10年を要し、咳、喀血、腹水による腹部のはれ、貧血や食欲不振などの症状がでます。また、運動を嫌うのに痩せてくるなどの症状もあります。
酷くなると心臓病や肝硬変、腎不全などを起こすことがあり、死に至ることもあります。

診断
血液検査でミクロフィラリアの有無を調べます。

治療
外科手術
    心臓内に寄生するフィラリア成虫を摘出する手術ですが、術後の血流の急激な変化でショックを起こし死亡することがあります。
投薬
    成虫は5年で死滅しますから、ミクロフィラリアを駆除することで次の成虫を作らせないことが回復に繋がります。しかし、血液中にいるミクロフィラリアを急激に死滅させると血栓ができたり、ショックを起こす場合があり危険です。強心剤、利尿剤、降圧剤などを用い循環機能を改善しながら徐々にミクロフィラリアを駆除していきます。

予防
5月から11月まで、毎月1回の予防薬を飲みます。
これは血液中に入ったミクロフィラリアを、心臓に達する前に殺滅するもので、心臓に入ってしまうと効果はありません。

感染してしまったら
先生と環境や生活習慣も含めよく相談し、治療方法や投薬を欠かさず続けてください。
また、感染源にならないように蚊との接触は注意しましょう。

自宅で看病する場合
投薬での治療の場合は、よほど重症でない限り自宅で薬を飲ませることになります。
もし、薬を飲むのを嫌がるようでしたら、スライスチーズで包んだり、小さく砕くなどストレスにならない方法で与えましょう。
薬によっては太りやすくなったり、トイレが近くなったりしますので、よく観察してください。
フィラリアは殆どの場合、投薬で改善、或いは完治する病気です。不安がらずに付き合って行って欲しいものです。

回復したら
良く頑張ったねと誉めてあげてください♪